フィジックとは、演奏を物理的、体育として考える事で、 物理的には力の強さや力の方向、反作用、体育としては体の構造を理解する事です。
効果的なフィジックの発揮については他の基本概念と深く関わっています。 例えばフィジックに対する適切な命令はオブジェクトとイメージから成り立っています。
人体が得意な動作、苦手な動作を理解するものです。
例えば、人間の前腕は回転できるが、外転は少し苦手。指や手首は屈曲できるが伸展は苦手。 こういった操作系統が理解できると、いわば肉体の取り扱い説明書を理解できるようになります。
そして、むだむりの多い動きや力、危険な動作について気をつける事ができるので、余計な疲労や酷使を防げます。 また、ミスの大半はフィジカルな物で、ミスの原因を発見しやすくなり、対策も立てやすくなります。
成長の3大要素である「栄養」「負荷」「休息」を理解する事です。
もし栄養が不足していると、暗記や動作の記憶の効率が悪くなるし、負荷が適切でないと成長は停滞または下降します。 休息が足りないと怪我や、健康を損なう事にもなります。
3大要素のうちどれか1つでも適切でないと、 効率のよい成長は望めません。講師がレッスンで特に取り上げているのは「休息」で、 疲労の見分け方が主な内容となります。
肉体を支える深層筋や、呼吸筋について理解するもので、追求してたどり着いたのはピラティスです。 これについてはレッスンではなくアドバイスに留めています。
筋肉のバランスや柔軟性が悪かったり、体幹筋肉が弱いとすぐ姿勢が崩れます。 これらを整える事はとても有意義ですが、あまりにも専門的なアドバイスはしません。 自ら実践して充分に手応えを感じた物をアドバイスします。
呼吸が上手でないと、「呼吸が浅く少ない」=「筋肉の硬直」(肩こりなど)の悪循環がくり返されます。 原因は呼吸筋の衰えや硬直、精神の硬直にあり、 レッスン中に呼吸が浅く少なくなっていないか常にチェックしています。